低圧電気工事全般を解説!一般家庭や店舗経営者などが依頼可能

低圧電気工事全般を解説!一般家庭や店舗経営者などが依頼可能

一般家庭や事業者が、低圧電気工事を相談するケースがあります。電気工事には高圧と低圧にわかれており、一般的なタイプは後者です。一方で高圧は法人による依頼が中心になります。

この記事では低圧電気工事の定義を解説し、その代表例6つをまとめました。この記事を読めば、低圧電気工事の全体像がわかるでしょう。

低圧電気工事とは何か?

低圧電気工事はオフィスや店舗といった屋内に対してすすめます。一般的な電気は低圧が多いという特徴があります。家での生活に限らず、店舗やオフィスといった事業目的での電力使用も、低圧が大部分を占めるのです。

一方で高圧電気設備はオフィスのような企業が主な対象です。低圧と高圧の境界線は50kwになります。一般的な電気工事は、50kwを下回る低圧が中心です。

低圧電気工事の種類を紹介

ここでは低圧電気工事の代表例を6つ紹介します。引込設備工事や分電盤、制御盤の設置などさまざまなタイプがあるので確かめてください。低圧電気工事における6つのタイプの各詳細をまとめました。

引込設備工事

引込設備工事は、主に電力会社の電線を私有地へ引き込みます。道の端には何本もの電柱をたどる電線があり、ここから家庭やオフィスへ電力供給をすすめる形です。基礎的なライフライン確立を果たすのが、引込設備工事になります。

電柱には変圧器が設けてあり、そこから建物内へ電線を引き込む作業が中心です。変圧器は電気の使用状況に応じて電圧を変える役割があります。適正な電圧に変えることも含めて、電力使用の準備を担うのが引込設備工事の特徴です。

分電盤・制御盤設置工事

分電盤や制御盤の設置または交換をすすめます。以上の2種類も、家庭や店舗内で電気を使ううえで重要だからです。分電盤は電力配分用の機材です。配電盤から送ってもらった電気を、照明やコンセントなどに分け与える拠点になります。内部に漏電・安全ブレーカーがあり、電気提供を健全にすすめる目的があるのです。

制御盤はポンプやモーターなどの運転、異常時の電力保護のためにある設備です。電気に関係した装置を安全に動かす役割があります。このように適切な電気の使用には、分電盤と制御盤が欠かせません。

照明・コンセント設備工事

照明やコンセントに関する低圧電気工事です。照明に関しては、取り換えや新設をすすめるのがメインです。 白熱電球からLEDのように、種類の変更にも対応しています。とくに店舗やオフィス、ビルだと照明の数が多くなることも予想されるので、入念な打ち合わせが重要です。

コンセントは新設だけでなく、増設することもあります。とくに店舗によっては電化製品の使用に対応すべく、適切な場所にコンセントを据える必要も出てくるでしょう。照明やコンセントに関連した適切な電気配線をすすめることもあります。

以上から照明やコンセントにも、新設以外の工事対応があるのです。

容量変更工事

自宅や店舗で使える電気の容量を増やす工事です。ブレーカー落ちを防ぐために、こちらを依頼する方がいらっしゃいます。

電気の使用量が限界を超えてしまうと、建物内全体の電気が切れてしまいます。とくに店舗やオフィスでの作業中に起きると致命的です。たとえばパソコンだと急な電源落ちでハードディスクがダメージを受け、社内データが消えることもあるでしょう。

自身の家庭や店舗における適切な電力量を把握し、実際の容量に足りなければ容量変更工事の依頼が選択肢に入ります。

TVアンテナ工事

主にアンテナの取り付けや方向調整をすすめます。テレビ放送の形式によって、対応アンテナが異なります。自宅やオフィスの形態、テレビ台数、周辺の電波状況によっても、理想のアンテナが変わるので依頼前にチェックしてください。

アンテナの正しい方向を知るには、地デジの送信局である発信所の位置把握が重要です。間違った方向だと、受信量が不十分になり、テレビの視聴環境に影響が出ます。依頼前は施工予定の建物と発信所の位置関係を正確に確かめておきましょう。

エアコン工事

建物の中で過ごすにはエアコンが重要です。電気工事の業者には、家庭用と業務用問わずエアコンを扱うケースがあります。エアコンの新設工事も複雑な手順を要するため、業者との正確な打ち合わせが大切です。自身の家や店舗の状況、周辺環境などを伝え、理想の施工計画を話し合ってください。

エアコン専用回路も重要になります。マンションならエアコン配管用の穴近くや、設置場所の壁付近のコンセントなどがあります。一戸建てなら天井部のコンセントから専用回路を通るケースがあるでしょう。

このようにエアコンも設置場所だけでなく、そこで使えるようになるための回路確保などが重要です。

まとめ

以上、低圧電気工事の基礎知識を紹介しました。家庭や店舗などで、多くの電気が低圧です。そのため電線の引き込みや分電盤、制御盤の設置などさまざまな工事方法があります。自宅や店舗の状況を確かめ、必要な工事を業者と打ち合わせましょう。

「株式会社旭電設」では、低圧電気工事を扱っております。電線の引き込みだけでなく、TVアンテナやエアコンの設置、ブレーカー容量の変更など幅広い形式を取扱中です。低圧電気工事で相談したいことがある場合は、ぜひともご連絡ください。