太陽光発電のメリット・デメリットを解説!デメリットは賢く対策しよう

太陽光発電のメリット・デメリットを解説!デメリットは賢く対策しよう

省エネやSDGsなどの考え方によって、エネルギーの使い方が見直されています。太陽光発電は「再生可能エネルギー」のひとつなので、注目されているシステムです。しかし、「太陽光発電が良いかもしれない」といった漠然とした理解では、何がどう良いのか分からないでしょう。

この記事を読めば、太陽光発電のメリットやデメリットが分かります。ぜひ参考にしてみてください。

太陽光発電のメリット

太陽光発電は発電方式のひとつで、太陽の光エネルギーを直接電気エネルギーに変えています。2種類のシリコン半導体を貼り合わせた構造になっていて、そこに光が当たることにより乾電池と同じ仕組みになるのです。構造を理解したところで、まずは太陽光発電のメリットを確認しましょう。

電気代を節約できる

太陽光発電を利用する一番のメリットは、電気代の節約になることです。電気代の節約になる理由は、発電した電気は無料で使用できるうえに、電気の単価を安くできるからです。日中に消費している電力を全て太陽光発電に変えた場合、電気代が必要になるのは日が当たらない時間帯だけになります。

また、太陽光発電を導入すれば、太陽が出ている時間は自家発電になります。そのため電力会社の契約プランは安いプランに切り替えられるケースが多く、安いプランになった結果、電気代の節約になるのです。太陽光発電を導入すると、使用状態によって光熱費を0円にできます。しかし、光熱費を0円にするには、日中の発電量が電力の消費量を上回る必要があるので注意してください。

メンテナンスに手間がかからない

現在は高品質な太陽光パネルが普及しているので、メンテナンスに手間がかからないのは、太陽光発電のメリットです。太陽光パネルの寿命は20年から30年と言われていますが、国内には30年以上稼働している太陽光発電システムが存在します。また、メンテナンスの頻度は4年に1回程度だと考えられているので、管理が億劫ではないのが太陽光発電の特徴です。

災害時の備えになる

太陽光発電では一定量の発電があれば、災害時の備えとして活用できます。災害時に電力があると、身内や勤務先との連絡が取れるだけではなく、冷蔵庫が使用可能です。速やかに適切な対応ができるので、災害時でも落ち着いて行動できるでしょう。

季節に合わせた環境を作れる

太陽光発電を活用すると、「夏涼しく冬暖かい」、季節に合わせた環境を作れます。屋根から受ける熱は、夏に室内の温度が上がる原因のひとつです。しかし、太陽光パネルを設置すると遮熱効果が得られるので、屋根から受ける熱を遮断します。

さらに冬場は、設置した太陽光パネルが放射冷却を防ぐので、室内から熱が逃げにくくなるのです。冬場の天気が良く風のない夜間に、土地の表面が冷えて気温が下がることを「放射冷却」といいます。屋根に太陽光パネルがあると、自然による温度の変化があっても適切な環境を作ってくれます。

再生可能エネルギーを利用している

太陽光発電のエネルギー源は太陽光なので、再生可能エネルギーであることがメリットです。太陽は枯渇しない無限のエネルギー源なので、太陽光発電は住宅だけに限らずさまざまな場所で活用されています。

【太陽光発電の活用場所の事例】

  • 商業施設
  • 高速道路
  • スポーツ施設
  • 工場

太陽光発電のデメリット

導入を考える際には、太陽光発電のデメリットのチェックも忘れてはなりません。以下にご紹介していきます。

発電量が一定ではない

太陽光発電は自然の光をエネルギーにしているので、発電量が毎日一定ではありません。曇りの日の発電は0ではないものの、天気の悪い日が続くとやはり影響を受けます。不足した電気は電力会社から購入するので、その分コストがかかります。

太陽光発電の発電量が一定ではないときの対策として、家庭用蓄電池の導入を検討してください。パワーコンディショナーを買い替える際に、家庭用蓄電池を導入するケースが増加しています。蓄電池とは再利用可能な二次電池のことで、スマートフォンなどのモバイルバッテリーが身近な事例です。

導入コストが高い

太陽光発電は、技術の進歩によって導入コストが低下しているものの、2014年以降に大きなコスト改善がありません。コストの大部分を占めているのは、システムの中枢を担っているパワーコンディショナーや、太陽光セルなどです。パワーコンディショナーのコストを抑えるには、寿命を伸ばしたりエネルギー変換の効率を上げたりする必要があります。導入コストに加えて太陽光パネルの寿命が20年だと考えると、長寿命化が課題です。

パワーコンディショナーの設置が必要である

前述の通りパワーコンディショナーは、太陽から受けたエネルギーを家庭での使用が可能な電力に変える役割を持っています。そのため太陽光発電を導入するには、パワーコンディショナーの設置が必要不可欠です。

電気のロスを避けるためにも、設置場所はブレーカーの近くが基本になります。パワーコンディショナーには屋内用と屋外用があるので、空いているスペースに合わせて選択してください。

まとめ

太陽光発電には多くのメリットのほかに、デメリットもあることがお分かりいただけたでしょう。しかし、デメリットを理解して対策を取れば、ご家庭で活躍するシステムなのです。

「株式会社旭電設」は、オール電化の工事や太陽光発電の施行を承っています。エネルギーを利用するには環境への配慮が必須となっている現在では、再生可能エネルギーが重要なポジションを担っています。太陽光発電に興味を持って頂けましたら、お気軽にご相談ください。